第2回


B)もっとあるさ便利は、フィルムにゃ出来ないこんな事。
(5) コマごとに変えられるISO感度。
カメラに付いている
ISO感度変更メニュー
ISO感度とはフィルムの外箱には必ず記入されている国際規格の指標で、フィルムの光に対する感度を数字で表しています。昔はASAなんて表示でしたよ。まあ簡単な話ISO400はISO100より光に敏感でその分、絞りを2段絞ることや、シャッタースピード1/60を1/250などと高速に出来ます。この当たりはデジカメでもフィルムカメラでも基本は同じです。
フィルムカメラでは撮影前にフィルム選択するわけですから、1本撮り終わらなくては感度を変えられません。周りが暗くなってきた時に、「あ〜、400のフィルム入れてくれば良かったなぁ」
つまりISO感度はフィルム単位。しかしデジカメならば被写体、撮影条件によって1コマ毎撮影感度を変える事ができるのです。
だからシャッタースピードや絞りをよりコントロールしやすいのです。これにより暗いところから明るい所のモデル撮影、スポーツ現場とオールラウンドです。
え、それがどうかしたかって?
だって、だって、ポートレートの時は感度を下げた分、絞りをあけてバックぼかすことできるし、屋内のスポーツ写真の時は、感度を上げればシャッタースピードを速くできます。
撮影中はISO感度の事なんか気をまわしていられるか、と思いでしょうが、オートに設定もできるし、これって「フィルムにゃできない」デジカメ特有の効果で、結構有効なテクニックの一つなんですよ。
ここで忠告がひとつ、感度は上げられますが、上げた分だけノイズが出たり画質が若干落ちることも頭に入れておいて下さい。まあISO400位なら問題ないでしょうけど、暗くてブレちゃうよりいいですよね。

※こんな効果がある。ほんの一例ですよ
下の写真Aはバックの三重の塔をぼかしたいと思い、ISO100で絞り優先にてF2.8の開放で撮影、シャッター速度1/125となっています。仮に後ろの三重の塔までをピントに入れたい時は、絞り込めば済むことなのですが、その為にはシャッター速度が1/15となってしまい、手持ち撮影ではちょっと苦しい状況となってしまいます。そこで感度をISO400に上げてF8に絞り、シャッター速度1/30で撮影すれば写真Bの様な感じになります。2つの写真のバックのぼけ足の違いがお分かりでしょうか。
これはISO感度をかえられる事で、より自由なコントロールが可能になると言う、一例でした。

写真A  拡大表示(36K)   写真B  拡大表示(43K)
 
ISO100   ISO400
ISO100 1/125 F2.8 f11mm撮影
三重の塔をぼかして「ゴーヤマン」とキユーピー君のインパクトを強くしてます。
  ISO400 1/130 F8 f11mm撮影
「ゴーヤマン」とキユーピー君だけでなく三重の塔もそのピント範囲に入れてちょっとはっきりさせました。

(6)ホワイトバランス(WB)が調整できる。
銀塩フィルムでカラー撮影する時、曇り空と晴天では色の感じが違いませんか。電灯光や蛍光灯下と日中を同一フィルムで、という時も経験をされるかと思います。それは周辺の光が寒色性や暖かみなどの色見をもっているからで、これを光の色温度と言います。この色温度をフィルムが最初から設定して作られている為に環境により写りが変わってしまうのです。ですからフィルムは電灯光ではタングステン用を、太陽光下ではディライトを選択する。又はCCフィルターで補正しなくてはなりません。 しかしデジタルカメラでは自動で光源色温度を測定し、色かぶりを取り除くようになっています。またマニュアルでの設定も可能です。白い物が白く写るようにする訳です。この事をホワイトバランスセット(WB)といいます。

日中の(ある晴れた日ぃ〜)太陽の下でホワイトバランスの設定をかえた場合の画像
プリセットホワイトバランスにて設定
電球モードの設定
雲天モードの設定
太陽光モードの設定
電球モードの設定
スピードライトモードの設定
本日、休日出勤の続いたわたくし太田原は久々の土曜休み。おまけにとても良い天気なので、写真を撮りに公園に行きました。ところで公園で遊んでる子供たちは土曜日ずっとお休みなんですね。
上の写真を御覧下さい。この晴天下ではホワイトバランス(WB)設定はオートor太陽光(カメラによっては晴天、昼光)or被写体でのプリセットモード以外で撮影すると、このような悲惨な結果になってしまいます。
環境により周りの光はこれだけ色味が違うという証拠です。
電球(カメラによってはタングステン)モードでは太陽光よりカメラは低い温度に設定するのに対し、実際は電燈光より高い色温度の太陽光がレンズから入ってくる訳ですから、当然青くなってしまいます。
スピードライトモードでは、太陽光より若干高い色温度設定ですので、少し赤味が入ります。
とにかく環境にあったWBを設定しましょう。

でもこれをうまく利用してこんなことも出来ます。
レストランなどの照明は比較的暖かみのある白熱電球を使っているお店が多い様です。昼光色の蛍光灯等では青みがかかって美味しく見えないからで、一種の演出でしょうか。
これをデジタルカメラで撮影する場合、先程のようにWBは電球モード?。よりも太陽光などの方が暖かみのある写真になります。
日中に電球モードで撮った時の逆の現象でカメラの設定より低い色温度の環境光なので、赤味が増えるのです。、これを利用するのも面白いかもしれません。

写真C   写真D
 
電球下での撮影、WBを電球モードにした。白のバランスはちゃんと取れているが、何となく冷たいオムレツで、子供たちは食べたくないと騒いでいます。   WBを太陽光モードに設定、ちょっと赤味だが、料理としては美味しそうに思えませんか。

カメラのホワイトバランス設定メニュー   プリセットホワイトバランスに設定し
撮影時の色温度をとるカメラのメニュー
 

この中でホワイトバランスを白い紙でとる方法があります。プリセットとかカスタムホワイトバランスなどと言いますが、撮影光源の下で白紙をカメラにシロと認識させるモードで、同一環境では一番確実でしょうか。

カメラの前に白紙を置いて、プリセットモードにて設定しているところ

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